ユング・タロット

ユング・タロット

「ユング・タロット」が2012年9月14日に発売されます。

「ユング・タロット」とは、英国占星術会の重鎮マギー・ハイド先生と、鏡リュウジ先生が、共同で制作したタロットカードで、心理学者ユングが説く「アーキタイプ(元型)」を、22枚の「カード」という形にしたものです。

実はわたし、もう既に「ユング・タロット」は占い雑誌「MISTY」の2011年6月号で体験済みです！

一年以上前？！
（カードオタクですみません…）

「ユング・タロット」は「無意識を探るための自己対話のためのタロット」と書いてありましたが…、”タロットは占い師にしてもらうもの”という今までの一般的な概念を覆し、”自分のために展開する使い方”を提案しているのがこのタロットカードです。

「元型（アーキタイプ）」は、わかりやすく言うと人間の心の中に潜む、「誰の心の中にでもある反応」「誰の中にでもあるイメージや感情」を誘発する図柄、象徴みたいなものです。

たとえば、「ペルソナ（仮面）」と聞いたら、とっさに「本当の自分を隠している」とか「演じている」とか「自分ではない誰か」…といったように、生まれ育った国も、環境もあまり関係なく、共通のほぼ同じものをイメージできる。

そういうものを、元々「タロットカードの図象」というのは利用して描かれているのですが、それをバッチリと「ユング心理学」に絡めたカードなので。

心理学がお好きなかたは、使っていると「いま、どんな元型の状態なのか？」を、そのまま当てはめる事ができるので、解りやすいと思います。

そして、わたしのように「ユングとタロット―元型の旅」を読みたくても難解で読み進められず挫折している人にも。

「ユングの世界観とタロットのコラボレーション」が鏡リュウジさんによって、わかりやすく書かれているので、心理学を勉強したいけれど…とっつきにくい！と感じている方にもオススメ！

そして、今回発売される「ユング・タロット」はユング・タロットカード22枚の絵柄は、数々の賞を受賞し、切り絵作家として活躍中のナカニシカオリさんによる作り下ろしだそうで。

わたしが持っている”付録のカードのイラスト”とはどうやら異なっているのかな？

付録のタロットカードの絵は、1つの元型につき、たとえば「ヒーロー」のカードには「ヒーローライト」と「ヒーローダーク」という2面のカードがあるのですが、全体的にクラシックなイメージで。

タロットカードに描かれている「元型そのものの姿」が心を刺激するためか、色による刺激は極力抑えめな感じがしたのですが、これがどう変化しているのか？

とっても楽しみです。

…といっても「ユング・タロット」の解釈のしかた、中身は変わらないので、付録のままでも十分楽しめているので。

いまは、発売されるカードの絵を見て、自分好みだったら購入しようかなぁ…という感じです。

 

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