ミッションカードがタロット「2.女教皇」の人

ミッションカードがタロット「2.女教皇」の人

このカードを持つ人のテーマをひとことで表わすとしたら、それは「秘密」です。

「2.女教皇」のカードは、数字の「2」が割り当てられています。

人は「0」で胎内に宿り産道をくぐり抜け、「1」でこの世に誕生します。

「2.女教皇」は、産道というパイプを通るまで存在していた世界と、その世界とはまるで違う世界という、「ふたつの世界」を１度に体験してきた、というイメージです。

人は、生まれる前は「自分」だけであるのに、生まれた瞬間、大勢の顔に囲まれ、「自分以外の誰か」がいることを知ります。

「自分と誰か」「男性と女性」「天と地」「喜びと悲しみ」…この世には「ふたつの相反するもの」が同時に存在していることを、体感するのです。

この、産道を通る以前の世界は、確かに「誰もが生まれる前は体験した事のある世界」ではあるのですが、「記憶がない」「表からは見えない」世界なので、とても不思議に感じられます。

そして、自分が「女性」であれば、「男性」の心の動きや行動は「謎で理解しにくい不思議なもの」に感じます。

このカードに描かれている「月」も、お昼の「太陽」とは相反した「夜」の、人間があまり活動しない「ミステリアス」な時間を表わしています。

このように、自分からは「隠れた世界」「ふたつのうちのもうひとつの世界」を、人々は「秘密」と呼びました。

このカードに描かれた、「白い柱」と「黒い柱」はその２つの世界を象徴しています。

その間に座る「女教皇」は、その２つの情報を、必要な時に自由に知る事ができ、その２つの橋渡しをできる存在だと言われています。

実生活では、医師と患者さんの間をつないだり、誰かと誰かの縁を結んだり、あるいは、体と心を繋ぐセラピーであったり…、というような表現をすでにしているかもしれません。

あなたは、自分からは「隠れた世界」「秘密」」を独自のパイプで、直感力、共感力で感じとることができます。

そして、その感じ取ったことを現実に応用し、活かしてゆく「知性」を持っていて、この相対する者の両方を、うまくバランスよく使っていくことができる人です。

あなたは、今まで人生を生きていく間に、「あ、なんとなく嫌な予感がする」とか「意味はないけれどうまくいきそうな気がする」という感覚を感じたことが、何度もあるのではないでしょうか。

この心の内側に響く「予感」や「思い」を大切にして、その感覚を磨いていくことが、より一層、あなたの魅力を引き出すポイントになります。

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