ミッションカードがタロット「0.愚者」

ミッションカードがタロット「0.愚者」

このカードを持つ人のテーマをひとことで表わすとしたら、それは「冒険」です。

「0.愚者」のカードは、数字の「0」が割り当てられています。

「ゼロ」は一般的には「無」の状態で「なにもないこと」を表わしますが。

厳密に言えば「０.愚者」のカードは「母親の子宮に宿った命」の状態を表わすので、「何もない」ワケではないです。

この世にはまだ「ひとりの人間」としては数えられないけれど、確かに「命が宿り、動き始めている」。

本当は「0.01」とか「0.1」とか…、そんな数字「無理数」で表わされる「空（くう）」と呼ばれる世界の数字です。

カードには「0.0…」とは表記できないので、「１よりも前の数字」として、「0」ということになっているのだと思います。

天から降りてきて、母親の胎内に宿った命は、この世に誕生する事を心待ちにしています。

そういう心の動きが「旅人」として描かれています。

「お腹の中で、いつも語りかけてくれる優しい声の持ち主は誰だろう？」

「この外の世界には何が待っているのだろう？」

と、まだ見た事の無い世界にワクワクと思いを馳せます。

このカードは、ギリシャ神話の「ウラノス」という神と対応していると言われます。

「ウラノス」はギリシャ語で「天」という意味だそうです。

「0.愚者」は「おろかもの」と書かれますが、まだ限りなく天に近い純粋な心と好奇心を持ち、「この世」のことに関しては、まだ「知らない」から「おろか」なだけです。

しかし、「知らないからこそ」自由で制限の無い大胆な発想が出てきたり。

誰もが一見「無理」と思えるようなことに果敢にチャレンジしてみたりできるのが強みです。

さらに、このカードを持つ人は同時に「4.皇帝」のカードを持つ人でもあります。

皇帝の「現実的で建設的な思考」や「野心」を、あなたは、この「愚者」のカードを同時に持つ事によって、茶目っ気たっぷりに表現します。

そして、どちらかと言えば、何かのプロジェクトを、どっしりと座って成り行きを見ている…というよりは。

自分も一緒に参加したほうが「楽しい」と感じたり、みんなで何かを創っていくことでワクワクと気分が高まったりもするでしょう。

それが周囲の人の目には、無邪気に映ったり、とてもフレンドリーで親しみやすい印象を与えます。

「やりたい事」「叶えたいこと」があるなら、恐れずに冒険の旅に出てください。

伸びやかで大胆な行動こそが、あなたの中から、さらなる可能性を引き出してくれるはずです。

そういうあなただからこそ、人々から可愛がられ、多くの人の心に勇気と希望を与えるのでしょう。

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